地球上のすべての生命体は、様々な生物間相互作用のネットワークの中で存在しています。中でも「共生」は、地球生態系や生物進化において重要な役割を果たしています。私たちは最先端のゲノム科学によって共生を理解する「共生ゲノム学」(Symbiogenomics)を推進しています。実験生物学とバイオインフォマティクスの融合的な研究アプローチが特徴です。主に昆虫を研究対象としていますが、私たちが持つ高度なゲノム解析技術やゲノム編集技術を生かして、内外の研究者と幅広い共同研究も多数行なっています。 より詳しく
1973年、宮崎生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、基礎生物学研究所助手、JSTさきがけ専任研究員、プリンストン大学研究員、基礎生物学研究所特任准教授を経て、2019年より同研究所教授(進化ゲノミクス研究室、超階層生物学研究センター(TSBセンター))。2024年4月より、筑波大学TARAセンター教授(クロスアポイントメント)も務める。専門はゲノム進化学。特に、共生などの生物間相互作用に興味を持っている。2010年日本進化学会奨励賞受賞。
同研究所超階層生物学研究センターにて次世代DNAシーケンサーなど共通施設の機器を利用したゲノム科学に関する多数の共同研究を内外の研究者と共に展開している。ゲノムインフォマティクス トレーニングコースを主宰。総合研究大学院大学教授を併任、バイオインフォマティクス演習などの講義を担当。
博士(理学), 2001
東京大学大学院理学系研究科
修士(理学), 1998
東京大学大学院理学系研究科
学士, 1996
東京大学理学部